住宅街

家賃並みで住宅購入は可能か?

アパート住まいを続けるのか、それとも持ち家に住み替えるのが良いのか、これは人それぞれの考え方の違いがあるので賃貸を利用して家賃を支払い続けることも良いことですし、住宅購入するのも方法の一つといえましょう。ただ、賃貸に住み続けている場合は家賃を支払い続けなければならない、そのお金は回収することはできません。これに対して、住宅購入の場合は土地と建物の価値に応じて売却利益を得ることができるなど将来的にその差が生じるなど、家は高価な資産であり売却することができる強みを持ちます。

自分たちの持ち物になるのが住宅購入になるわけですが、賃貸の部屋に住んでいる人が住宅購入をする際に一番気になるのは家賃並みのお金で買うことができるのだろうか、といった部分ではないでしょうか。仮に、月々15万円の家賃の部屋に住んでいる場合、1年間の支払い額は15万円×12か月=180万円、これに2年ごとの更新料が家賃1か月分のときには、1年間ではその半分の7.5万円が加算されることになります。また、家賃以外にも管理費などが必要になったり、マイカーを所有している場合は駐車場代なども必要です。駐車場を作ることができる土地を購入して注文住宅で家づくりを行えば、その駐車場は自己所有ですから費用はゼロです。賃貸住宅の敷地内駐車場や月極駐車場料金が月額2万円としたとき1年間で24万円、管理費が月1万円、これらの費用を合計すると180万円+更新料7.5万円+駐車場24万円+管理費12万円=2,235,000円です。

頭金と住宅ローンを併用して住宅購入をする人は多いといえますが、3,000万円の住宅ローンを36年で返済するとなったとき、変動金利0.375%(借入期間内で同率と仮定)でボーナス併用なしの条件のときには、月々76,292円で年間約92万円です。住宅購入の場合には、固定資産税などの税金を納めなければなりませんが、年間の家賃など約224万円と比べると半分以下で家を買うことができる、家賃並みでも住宅購入ができる計算です。ちなみに、固定資産税は家屋の評価額×固定資産税税率1.4%で求めることができる、家屋の評価額は評点1点あたりの価額×床面積×単位面積あたりの再建築費評点×経年減点補正率で求めることができるのですが、特年数が経過すると家屋の評価額は下がる傾向を持ちますので、当初多くの税金を納めていても5年後や10年後など年数が経過することで下がります。